其の弐

ポッキーゲーム
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昼休み総悟や近藤さん達といつものように昼飯を食べていたら俺の恋人…ゴホンッ…俺らの担任の銀八が凄い勢いで教室に入ってきた、と思った瞬間。


「土方ぁぁぁあ!!」

「なっ!!」

「ポッキーゲームしよう!!!」

「帰れぇぇぇええ!!!!」


勢いよくドアを閉める。

俺達が付き合ったのはつい最近だ、多分総悟は気付いている。ある意味総悟のおかげで付き合えたようなもんだからだ。

だけど、俺達の関係はバレてはならない……男同士で生徒と教師だからた。

なのに……あの馬鹿が!!皆のいる前で……ぽっポッキーゲームしよう…だなんて…。


「トシ?」

「っ!」


後ろから皆の冷たい目線を感じ、ダラダラと冷や汗を流す。


「銀ちゃん変アル…ポッキーの日なんかとっくに過ぎたアル」

「そうよね〜変な先生」

「………」


よかった…、変な目線は先生にたいしてだった。バレてない。


「しかしなんでトシなんだ?」

「さぁ?」


……ヤバイ。


「ちょっ開けてよ!」


ドアの向こうからドンドンと銀八が叩く。
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