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□brush past the hearts
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「ハァ〜…」
大量に並べられた山盛りの料理もロクに手を付けず、アレンは盛大にため息をついた。
「アレンくん大丈夫?」
「Σのわッ!?り、リナリー?//ι」
ひょこっと現れた黒髪の彼女は、心配そうにアレンの顔を覗き込んだ。
アレンの心拍数は、高まるばかり。
そう、彼女こそが、アレンのため息の原因なのだから。
「最近元気ないよね…私でよかったら相談に乗るよ?」
「リナリーが…ですか?」
「…ごめんね…私なんかじゃ役不足だよね…」
「Σぃいえ、そんなことは…!」
しまった。つい…ι
「あ、と…じぁあ…お願いできますか…?」
「うん…!」
二人は食堂を後にし、アレンの部屋へ向かった。
†††