任侠ヘルパー

□任侠ヘルパー
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‐病院‐


ナイフを持って向かってきたりこさんを押さえる彦一さん。



彦一「やめろって!」


りこ「離せって!


うちの組やられて、黙ってられっか!」


彦一「こいつは関わってねぇ!」


りこ「敵の頭だろうが!


鷲津、てめぇが指示したんだろ!」


彦一「落ち着けって!


抗争起こす気かてめぇは!」


りこ「売られた喧嘩だろうが!」


彦一「たたじゃ済まねぇぞ!」


りこ「施設に迷惑がかかるとでも言いてぇのか?


あんたもう、極道でも何でもねぇよ。」



そう言って彦一さんに蹴りを入れたりこさんは鷲津に向かっていった。


私は、りこさんを止めに行った。



「りこさん!」


りこ「離せ!」


「りこさんやめてくださいっ!」


りこ「離せって!」


「りこさん落ち着いてください!


りこさんに、人を傷つけさせたくない!


りこさんにこんなことさせたくありませんっ、!」


りこ「……、!」


「りこさん!」



一瞬だけ、りこさんの力が弱まった気がした。


少しだけ油断したため、右腕を切ってしまった。



「うっ……」


りこ「……!」


彦一「……!」


「……っ、」



切った腕から血が出て痛い。


すると、和泉さんがきてりこさんの腕を払って蹴りを入れた。


ナイフは転がり、蹴られたりこさんは倒れ込んでしまった。



りこ「てめぇ……」


和泉「………」



りこさんは、逃げて行った。



「りこさんっ、!」



私は、りこさんを追いかけた。






































りこさんを追いかけて外に出たが、りこさんは逃げてしまった。



「……っ、」



りこさんっ……






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