♪DREAM♪短編・中篇・気まぐれに長編
□『ただいま』 前編
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「たっだいま〜!!!」
「ここはてめぇん家じゃねぇだろ!!」
「銀ちゃん!!好きだよ!!」
「あーはいはい」
家に入ってきた女は遥菜
女といっても20になったばかりの、まだあどけなさが少し残った表情
それに返したのは、銀色の天然パーマで、糖尿症候群の銀時
通称銀ちゃん
ここは歌舞伎町
”万事屋銀ちゃん”と書かれた看板のある家の2階では、毎日朝・昼・夕、このやり取り始まって、約半年
さあ、この二人の関係はというと・・・・・
「恋人です★」
「いや、違うから」
「じゃあなによ」
「ん?ん〜・・・・ストーカーと被害者」
「え〜!!?銀ちゃんいつ私のストーカーしてたの!?」
「俺じゃねーよ!!お前だろ?どう見ても!!」
「ちがうよ〜、恋「だまれ」・・・ちぇ」
どうやらあいまいな関係らしい
そこに従業員の二人が帰ってた
「ただいま〜」
「ただいまアル」
「おかえりなさ〜い」
「おー」
「・・・また来たんですか遥菜さん」
「しつこいアルね」
「・・・・毎度ながらひどいよ?
てか、最近もっとひどくなった気が・・・」
「気のせいアル」
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