□優しい雨
1ページ/1ページ

太陽が照らした
見えない明日を
覗いた旅人
ビルの隙間から


退屈な場所に
咲いた土の花を
握りしめたけれど
すり抜けていく
空を見て優しい雨は
この街にもいつか



忘れかけた
遠い日の約束は
渇いた大地に眠る
この場所で



月明かり揺れてた
つま先の先に
落とした言葉を
駆け登らせて


何を探していた
何を求めていた
わかってないふりを
してたのはなぜ
躊躇して踏み出せなかった日々に終わりを告げ



叶えたい夢を
もう一度だけ
願いはたった1つ
ここにある



大地を踏み締めて
足跡刻んでく
向かい風を感じ
すりぬけていく
空を見て聞こえてくるでしょう優しい命の音



この街に優しい
雨を降らせて
この大地に
綺麗な花を1輪



忘れかけた遠い日の
約束をもう1度
叶えたい願いを今
一輪の花に

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ