ガンダム00
□アレルヤとマリーの受難
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(アレマリ+ハレソマ/誕生日祝い/微エロ)
アレルヤとマリーは艦内でもすでに公認の仲となり、いつでもラブラブで幸せそうだ。
しかし、そんな二人に、大きな悩みが出来てしまった。
それは部屋で二人がいい雰囲気になったときのこと…。
「…マリー…。」
「…アレルヤ…。」
アレルヤはマリーに口づけると、そっと彼女の体をベッドに横たえ、首筋にもキスを落とした。
「…ぁ…。」
幽かな声で反応を示すマリーを可愛く思いつつ、首筋から胸にかけて唇を滑らせる。
その時。
『よぉ、アレルヤ。』
ぴくん、とアレルヤは動きを止めた。
『楽しそうだなァ。』
「ハレルヤ!?」
つい、声を出して自身の片割れを呼んだ。
マリーがきょとんと宙を見る。
『よぉ、アレルヤ、代われよ。俺にもやらせろよ。』
「な、何を言い出すんだ!ハレルヤ!」
『自分だけいい思いしてんじゃねーよ。なぁ、代われって。俺がお前の代わりに彼女を喜ばせてやるからよ。』
ククッと楽しそうな笑い声を立てるハレルヤ。
アレルヤは体を起こして宙に向かって言い返した。
「嫌だからね!邪魔だから黙っててよ!やりにくいだろ!?」
『ヤりにくいってか? ハハハハハ』
「狽サ!そういう意味じゃなくてっ!!」
『同じだろうが。ヤるんだろォ?今から。』
そうだけど、と言いそうになって留まり、マリーの視線に気付いては苦笑いを見せる。
「ご、ごめん、ちょっと待ってくれる?」
「え…ええ…。」
しっかりと体を起こしてしまったアレルヤに釣られ、マリーも体を起こした。
頭の中ではソーマが溜め息を付いている。
『あの男だな…。』
え?とマリーは心の中で聞き返した。
『あの、ハレルヤという人格だ。多分代われだの何だのと言っているのだろう。』
見ればまだアレルヤは片割れと言い合っている。
片手を頬に当て、マリーは俯いた。
どうしようかしら…。
『一応アレルヤに期待してみるか。…望み薄だがな。』
「だからっ!黙っててって言ってるだろう!?彼女の恋人は僕なんだからね!邪魔しないでよ!」
『俺とお前は一心同体だろうが。どっちがヤっても同じだろう?』
「もうっ!ヤるとかそういう言い方やめてよ!!」
『お前だってさっき言ったじゃねーか、ヤりにくいって。…ククッ。』
「それはっ!!」
くっと言葉を詰まらせるアレルヤ。
返答に窮してしまったアレルヤを可哀想に思ったのか、ハレルヤは急に態度を変えた。
『しゃーねーなぁ、分かったよ。黙っててやるよ。』
「ホント!?ホントだね!?」
『ああ、ホントだよ。』
その答えを聞いてホッとしたアレルヤは今一度マリーに向き合う。
「ごめん、もう大丈夫だから。」
気を取り直して、二人がキスしようとすると…。
『黙って見ててやるよ。お前がどんな風に彼女を喜ばせるかってのを。しっかり観察させて貰うぜ?』
煤I!
「やめてよハレルヤ!!」
『仕方ねーだろうが、俺達一人なんだからよ。どうしたって俺はお前がヤるのを見てるしかねーだろ。嫌なら俺に代われ。アハハハハ。』
また口論を始めたらしい二人(?)を放っておいて、ソーマがマリーに話しかけた。
『今日は駄目だな。』
…そうみたい。
『仕方ない…。今度から、こういう時は私がハレルヤを組み敷いて止めて置いてやる。』
そんなこと出来るの?
『多分。脳量子波で絡め取ればなんとかなる。…ただし…』
…何?
『交換条件がある。』
…何?言ってみて。
『私が表に出たいと思うときに、いつでも交替してくれ。もちろん、普段はお前が表でいい。』
マリーは暫し考えに入った。
ソーマが外に出たいと思う時が、こちらが嫌だと思うタイミングだと困る。
…しかし…この状況を改善して貰えるなら、それも止むを得ないか、と結論に至った。
…分かったわ。その条件でいい。
『了解。今度からアイツの事は任せておけ。』