ガンダム00
□ニル×アレ(ハレ)
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(BL・ロクアレ&ロクハレ)
隠せぬ想い
不意打ちのキスに驚きながら目の前の顔を見ると、そこには普段隠れている金色の瞳があった。
唇を合わせたまま数秒間、視線が釘付けになった。
「…ハレ…ルヤ? お前…。」
ニヤッと笑うハレルヤに、ロックオンは行動の真意を問う。
ハレルヤは笑ったまま答えた。
「あいつが、あんたのこと好きだってさ。」
「アレルヤが?」
まだ驚きの表情が解けないロックオン。
あきれたように首を振りながら、ハレルヤは言う。
「そんな顔すんなよ、ロックオン。あいつが可哀想だろ?……なあ、アレルヤ? 好きなんだよなあ!」
少し上を向いて己の半身に話し掛ける。
「ずっとこうしたかったんだよなあ! でも怖かったんだろ!? 嫌われるのがよぉ!」
ロックオンは、自分には聞こえないアレルヤの声を想った。
何と答えているのか、と。
「うるせぇっ! お前がやりたくても出来ない事をオレがやってやったんだろーが!」
「ハレルヤ、やめろ。」
「好きで好きでしょうがないんだろ!?」
「ハレルヤ。」
「苦しくて、痛くて、どうしようもなくて、欲しくて、好きで、好きで、好きで………殺したいくらいにっ!!」
叫ぶような声に、一瞬ロックオンは口を閉ざした。
一呼吸おいて、静かに言う。
「困るな。」
ハレルヤはギロッと睨みつけると、唸るように言葉を出す。
「オレ達みてーなイカれた奴なんか相手にしたくないってか?」
ふうっとロックオンは溜め息をつく。
「違う。殺されるのは困るって言ってんだ。ハレルヤ。」
ハッとするハレルヤ。
片手をハレルヤの頬に当て、顔を近付ける。
「アレルヤ。」
呼んで静かにキスをする。
そっと唇を離すと、アレルヤの目から涙が零れた。
「ごめん…なさい…ロックオン…僕は…」
「謝るなよ、アレルヤ。」
「こんなこと、するつもりじゃ…」
「いいんだ。気にしなくていい。」
「…でも…」
涙の止まらないアレルヤの両肩を、ポンッと叩く。
「なあ、アレルヤ?」
伏し目がちな目を、アレルヤは少し上げた。
「…?」
「ハレルヤも、たまにはイイコトするよな?」
パチンとウインクをして、微笑むロックオン。
それを見て、アレルヤの目からはまた涙が溢れる。
「…いいの?」
「ああ。嬉しいぜ?俺は。」
「受け入れてくれるの? 僕を、僕たちを。」
止めどなく流れる涙。
その涙を消すべく目尻にキスをして、また唇を合わせる。
「あ、ハレルヤに言っとけよ。殺されるのはマジ困るって。」
「うん、大丈夫だよ。ハレルヤもロックオンのこと、好きなんだから。」
(るせー! 余計なコト言うなっ!)
ロクハレアレ?
ハレロクアレ?
何と表記していいかわかんないんだけど、
私の頭は最近ロックオン総攻め(^-^)v
でもハレルヤ強気で攻めてるね。
byつきしろ