ガンダム00

□警告
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(アニュー視点、暗いです。とことん)





 どうしてだろう。
 惹かれる度、強くなる。

 私の中に鳴り響く警告音は、ライルへの想いが大きくなるにつれて強くなっている。

 この人を好きになっては駄目。
 どうして?

 答えの出ない自問を繰り返す。

 こんなにも優しい人なのに。
 好きになっちゃいけないなんておかしい。

 ライルに触れられる度に苦しくなる。
 どうしてダメなの?
 こんなにも好きなのに。

「…アニュー? どうかしたのか?」
「ううん、何も。」
「悲しそうな顔をしてる…。」
「何でもないの。」

 誤魔化して笑ってみても警告音はやまない。

 やめてよ。
 もう鳴らないで。

 怖い。


 怖い。



 近づいてくる。




 何かが…。




 ううん、こんなの気のせいよ、きっと。
 きっと、死と隣り合わせのこんな環境だから、怖いだけだわ。
 だから、平和になれば、こんな警告音は鳴りやむに決まってる。

 だから、ライル。
 早く、平和な世界にしようね。
 二人で、幸せな時間を過ごせるように。












 滅びの時を携えて、何かが忍び寄ってくる。

 私とライルを壊しに、何かがやってくる。

 足音も無く。





 ライル…


 ライル…




 私を、離さないで。

















暗いだけの話でスマソ;
一度アニュー視点で彼女の想いを探りたかったので。
byつきしろ




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