ボツ作

□だぁーいきらい
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食堂へ向かうとまさかの綾部さんとバッタリ。

あらやだちょっと逃げたい。

だってさっきあんな態度取っちゃったし、今目元赤いし。



「…なまえサンはすぐに男を乗り換えるんですか。」

可愛いくりくりしたお目目がすっごく冷たいものになってる。

声もいつもより低いし。



というか・・・・・・・・・・・・・はい?

なんとおっしゃいましたこいつ。

とりあえず”綾部さん”呼びした仕返しなのか”なまえサン”って。サンってひどくない?小馬鹿にしてない?


あと男を乗り換えるってどういうこと?

乗り換える男もいないし、とりあえずお付き合いしている男がいないんですけど。

そこまで考えた厭味?
どんだけ頭いいのよコイツ。


「なまえちゃん・・・」


私を気遣ってか、隣の伊作先輩があたふたしている。


私の肩が震える。


いつもと違う綾部さんが怖いからじゃない。
断じてない。




『いっ、いいかげんにしなさいよ!!!』


勢いよく啖呵を切った私に隣の伊作先輩はおろか食堂にいた全員が驚いた顔をして私を見る。


ええい!!みたいならみるがいいわ!!
ただし後で見物料払ってもらうわよ!!



『なによ急によそよそしくなるわ、
綾ちゃん呼びやめてーだなんて言い出すわ!!それに加えて男を乗り換えるですって!?
乗り換える相手もいなければ元々付き合ってる男もいないのよ!!
何考えてるか知らないけどね、私はあんたなんかだいっきら、』



そこまで言って間が空いた。

一気にまくし立てて、酸素が少なくなったから息継ぎをしようとしたためでも、ましてや噛んだわけでもない。


だいきらい


言っちゃいけないと思った。
言ったら、何かが崩れると思った。


言葉に詰まって黙り込んでいたら、綾部さんが口を開いた。


「だいっきらい。って言いたいの?」


綺麗な紫の目が座っている。

なんにも感じていないような声。


「僕はだぁーいきらいだよ、なまえサンのこと。」


ずっしりと肩が重くなる。
お腹の下の方が熱くて、胃の中がぐるぐるして気持ち悪い。

足元が、ふらつく。



「僕を男としてみてくれないなまえなんて、大嫌いだ。」


人を小馬鹿にしたようなサンづけがない。
だぁーいきらいっていう間延びした声じゃない。


ボロボロと涙が出てくる。なによ。なによなによ。



『わたっ、わたしはっ・・・』


なんでこんなに涙が出てくるのよ。


『私はっ…!!』


だって私は、


『私はっ、きはち、ろーが大好きなのにいいい』



泣きじゃくってやる。
こうなったら、喜八郎って呼び捨てにして、散々迷惑かけてやる。



「…そう。もう泣くのはやめなよ。皆見てるし。」


『しらっない、そんなの・・・っ』


「…泣きやんでよ、めんどうくさい。」


『あ、んたのせいでしょっ・・』


「……どうしたら泣きやんでくれんの。」


『…綾ちゃんって呼んでもい?』



仲の良かったあの頃にもどりたいんだもん。



「だめ。いいかいなまえ、僕は僕を男としてみてくれないなまえが大嫌いなんだよ。」



なんにもよくないよ。


『ひっ・・・ぅ、ど、したらっ好きになってくれんの』


「そうだなぁー。なまえが僕だけを見て、喜八郎って呼んでくれれば大好きになると思うよ。」



『・・・あほはちろー』



(だぁーいきらい、君なんて!)
僕は男なんだよ。知ってる?


意味不www

途中から伊作が空気wwマジ申し訳ない伊作www

そして結局オチなしww

本当に申し訳ないです^p^
ボツ作だからってこれは酷い^ω^
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