短編
□せんぱい
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「ねぇなまえはさ、誰か好きな人いる?」
同じくのいちの友達が話しかけてくる。
「うーん…まだ、いないかも。」
少し悩んでみたが、思い当たる節は無い。
「えぇ!!じゃ、じゃあタイプは?自分の好きなタイプくらいわかるでしょ!?」
友達はそれでも聞いてくる。
恋話がしたいのかな。
「タイプかぁ…。うー、ん。優しくてー」
うんうん、と頷く友達
「あと年上のほういいかなぁ」
わかるー!!と盛り上がる友達。
やっぱり、頼れる年上の方がいいよね。
そんな会話をした後、友達とわかれ、図書室に本を返しに向かった。