短編
□おはまじっく
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※現パロです^p^長編とは無関係です。
『勘ちゃーん。』
そう言って駆けよってくるのは俺の愛しのなまえ。
「なにー、なまえー」
そう言って振り返ると可愛らしいその笑顔で『一緒に帰ろ!!』と言ってくる。
一発KOだ、今のは俺の理性が一発KOされたわ。
もう無いも同然の理性を必死に繋ぎ止め、「もちろん!!」と答えた。
校門を出ると冷たい風がふいていた。
『ふわぁー、寒いねー。』
マフラーに顔をうずめるなまえがぼやく。
可愛すぎて困る。
「そうだねー。」
そう返すとなまえは『あ!』といった。
『勘ちゃんにこれあげるよー』
カーディガンのポッケをゴソゴソとし、なまえは拳をさしだしてきた。
俺の手にその拳を乗せると、
『あめちゃん』
といって手を開く。
そこにはハチミツ味の飴が。
「わぁー!!ありがとー。なまえのポッケは飴が入ってたんだね。」
そう言うとなまえはにっこりと笑う。
『うん!!あとチロルとかも入ってるよー。』
なまえが甘党なのは知っていたけど、ここまでとは。恐るべし。