ボツ作
□だぁーいきらい
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人の世というものはどうも難しい。
私は大好きなのに、当の本人は私のことが大嫌いらしい。
小さい頃はあーんなに仲が良かったのに。
なによ、お年頃なの!?私と同い年なのに!!
『綾ちゃん』
私の大好きな人、綾ちゃんは穴掘りが大好きだ。それはもう小さい頃から。
今日もまた穴を掘っている綾ちゃんに、何気なく話しかけてみたけど、綾ちゃんはツーンとしている。
「綾ちゃんって呼ばないで。子供じゃないんだから。」
なによ、それ。
『…穴掘りの邪魔してすいませんでした。綾部さん。』
あぁなんて子供っぽいことを言っちゃったんだろう。
でももう言ってしまったし、仕方なくその場を離れて行った。