novel

□恋乱小説【政宗様〜懐古A〜】
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「……い」

遠くから声が聞こえる。

「…おいっ!」

今度はハッキリと聞こえて、ゆっくり瞼を開いた。

「?!」

目の前には私を覗きこむ小さな男の子の顔があった。

「和尚を呼んでくるっ!」

男の子はそう言って襖を開け、バタバタと走り去っていった。

私は身体を起こし辺りを見渡した。
私は誰かの部屋のお布団で眠っていた様だ。

「…私…どうして此処に…?」

ボ〜ッとする頭で今迄の事を思い出してみる。                       
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