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□☆☆ノアな日々〜もう、大丈夫ですよ〜☆☆
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もう、大丈夫
みんな、ありがとう
☆☆ノアな日々〜もう、大丈夫〜☆☆
早朝、アレンは鏡を見ていた。腫れた瞳は元に戻り鏡に向かって笑いかける。
「……うん、大丈夫…もう大丈夫…」
自分に言い聞かせアレンは息を吸う。そして部屋を出た……
ヒョコ…と木の影から覗けば…
ヒュン!
「わっ!」
すぐ目の前には六幻の剣先があり、アレンは驚いて尻餅をついた。
「モヤシ?」
サラシで瞳を覆っていた神田はそのサラシをとる。
「何してやがる」
「あ……いえ…」
神田には珍しくアレンに手を差し伸べるとアレンは素直にその手をとり立ち上がる。
「……神田、ありがとうございます……あと、心配かけてすみませんでした」
「…………それは俺じゃなくアイツ等に言え」
「うん。でもこの時間は神田しか捕まらないから……だから神田に伝えたかったんです」
「……フン」
照れ隠しのような声にアレンはクスクス笑う。そんなアレンに……
「アッレーン」
「わっ…ロード!」
いつものようにアレンに抱き付くロードに神田はピクンと眉を寄せる。
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