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□☆☆ノアな日々〜女王再び・後編〜☆☆
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後悔なんかしない
そう、なんの後悔も……
☆☆ノアな日々〜女王再び・後編〜☆☆
リナリーの攻撃を神田とラビは避ける。ティキはアレンの前に立ち、アレンを守るように立っていた。
リナリーの攻撃を二人は避け、確実に間合いを詰める。勝手知ったる仲だ。互いの攻撃パターンくらいわからないはずはない。
神田の六幻がリナリーに迫る。その状態で神田はリナリーに声を掛けた。
「勝ち目のない戦いだ、このまま去れ」
「っ……」
六幻の先がもうリナリーまで届く、その体制で神田は止まった。神田の横にはラビが槌を構えている。二人を見てリナリーは唇を噛む……
だが……
「……神田……ラビ…」
「!」
「!リ」
リナリーの寂しげな表情に二人は一瞬固まる。ノアとして覚醒する前は共にいたリナリーのその表情に……
「………譲れないの」
それまで泣きそうな表情が一変する。
「…邪魔しないで」
イノセンスが開放され、それが二人に襲いかかった。一瞬でも気を許した再びはそれに受け身を取る事すら出来ない。
「ぐぁぁ!」
「かはっ…」
直撃をまともに喰らい、二人はその場にうずくまる。
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