novelD

□☆☆ノアな日々〜〜お買い物☆☆
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礼を言い、アレンは少し悲しそうに顔を下げた。

「……僕、余り買い物とかした事なくて……本当に嬉しいです」

そう言って笑うアレンに千年伯爵はクルクル回転しながら店員に向かって言う。

「そこのアナタ☆これ全部包むんデスヨ☆」

「ひっ、は、はいっ!!」

普通の人間でない事に怯える店員は慌てふためいて包装をする。その量はまたも大量で……ラビとティキはげんなりした顔をする。

「……買いすぎさ」

「……そうだねぇ」

はぁ、二人してため息をつく。だがそれ以上にげんなりするのは……

「……いい加減にしねぇか」

外にいた神田は大量の箱にイライラした表情をする。だが……

「ユウ、諦めるさ」

「そうそう」

同情する二人とは違い……

「楽しかったです、ロード」

「よかったぁ、ねぇ、千年こぉ☆」

「アレン、もういいのデスカ☆まだ買ってモ構いませんヨ☆」

「え、でも…」

悩むアレンにロードはにっこり笑う。

「まだ買いたいって☆」

その言葉に神田、ラビ、ティキの三人はげっと顔を歪める。それを知ってか知らずか、千年伯爵はまたクルクル回りながら来た道とは違う道を進む。

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