novelD
□princess heart
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まだ15歳だがラビにはどんな女性よりも可愛くて色っぽく見えた。
「……ラビ……」
「このまんま食べちゃいたいけど、明日はクロス王くるから……我慢するさ」
「////」
ニカッと笑うラビにアレンはラビの逞しい胸板に頭をつける。
「……大丈夫ですよ」
「へ?」
「………お父様の事なら……大丈夫です……から……」
擦り寄り、ラビの体に腕を回すアレン。そんなアレンにラビの方が焦っていた。これはどう見ても……
(誘ってんさ?アレン……)
「……」
「……うん、けど今日はな……今日したらユウやジジイに殺されちまう……だから、また明日な」
「……うん」
真っ赤な顔をしてアレンはラビからゆっくり離れた。その色っぽさにラビの下半身が反応する。だがそれをアレンに悟られる訳にはいかなかった。いまアレンの誘いを断ったのに……
そう思っているとタイミングよく扉を叩く音がした。普段なら邪魔でしかないが今のラビには天の恵みのような音だった。
「……ちょっと待ってるさ、アレン」
はい、と言うアレンをベッドに沈めてラビは扉を開く。そこには神田がいて……
「ナイスタイミングさ、ユウ」
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