novelD
□おさななじみ
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「………」
………あれ?アレン、俯いて何か震えてる……?
あれ……アレン……なんかオーラが黒……いっ…
なんかヤバい事言ったかと思って離れたら……アレンから愛のパンチが飛んできた。照れ隠しってわかるが……かなり痛いさ……
結局アレンは食事中、口を聞いてくれなかった。隠し事しないって約束してそれはないさ……けど照れ屋なアレンには失言だとわかる。だから言いたくなかったんさ………
……………フリフリレースのエプロン着て欲しいなんて………死んでも言えないさぁ………
はぁ……ため息をついて食事を終える。アレンも食べ終えたらしく、テキパキと後片付けをしてくれた。それ見ちゃうとやっぱり奥さんって感じさ……
そろそろ学校に行こうと靴を履く俺とアレン。今だ無言だけど……俺を殴った事、ちょっと後悔してるようさ。なかなか言えないアレンに俺はそっとアレンの手を握る。
「っ…ラビ!」
「ん?」
にっこり笑えばアレンは赤くなってそのままでいてくれる。だから俺は手を繋いだまま外に出た。
「あっ…ラビ…」
「照れない照れない。俺たちは恋人さ?アレン」
「!〜〜〜」
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