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□☆☆ノアな日々〜みんな一つに〜☆☆
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病まない痛みに蝕まれ
闇に堕ちる心……
その心に光を……
☆☆ノアな日々〜みんな一つに〜☆☆
リナリーとの戦闘を終えて3日、身体の傷は癒えたが心の傷は中々癒えなかった。
神田はいつも以上に一人を好み
ラビはいつも以上に作り笑いが増え
アレンは笑顔が消えた。
ティキとロードは静かにテーブルに座っている。聞こえるのはロードが宿題をするために走らせているペンの音のみ……
「……アレン、手伝っくれないなかぁ〜」
「……さあな」
「ティッキー、冷たい〜」
「……仕方ないだろ?こればっかりは俺達にはどうにも出来ないからな」
腕組みをするティキにロードはペンを置いて肘をつく。
「でもさぁ☆もう泣いても仕方ないでしょ☆」
「……ま、そうだけどね」
その言葉に会話は途絶え、再び静寂が二人を包む。そんな二人の方に足音が聞こえてきた。その音は誰だか二人は見なくてもわかる。
「………よ、少年」
「あ、アレン☆」
ロードは椅子から降りてアレンに抱き付く。そんなロードを振り払う事もなくアレンは見つめた。少しだけ笑顔は見えるが今までとは格段に笑顔が沈んでいる。
「宿題?ロード」
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