novelD
□夢のような現実
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今日も弁当が8個とパンが12個……アレンにすれば2食分にも満たない。けど全然太らないのはスゲェさ
「旨いさ?アレン」
「ふぁい」
口に物を入れたまま話すから舌っ足らずみたいでメチャ可愛い。気付いたら僅か5分で弁当5つを食べ、今はパンを食べていた。
「コンビニで働き始めて、食べ物がたくさん食べれてよかったです」
量が量だから、アレンはいつも満足してなかったらしい。が、コンビニの弁当を安く(幾らかは聞いてないがかなり安くしてもらってるよう)手に出来てアレンにすればかなりいいバイトらしい。最も、そのコンビニでバイト始めたから俺たちは出逢えたんだけどさ。
ふと、アレンを見ればアレンの頬にご飯つぶが付いていた。それを見て俺はある事を考える。これならアレンも俺の気持ちに気付くさ……
「……アレン」
「はい?」
不意に呼ばれたアレンは俺を見る。俺は……アレンの顎をクイと持ち上げ、頬に付いたご飯つぶを舐め取る。そしてわざとらしく音を立ててキスをしてアレンから離れた。
俺の行動にアレンは……目を見開いて俺を見る。これだけわざとらしくやればアレンも気付くはずさ
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