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□ここにいたい
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天気のいいある日の午後…ラビはいつものように本を読みふけていた。そんなラビから少し離れた所にアレンが座っていた。何かするわけでもなく、ただラビを見つめていた。

ふいに、ラビの視線がアレンにいく。

「なあ、アレン」

「何ですか?」

「アレン、退屈じゃないのさ?」

「別に退屈ではないですよ。」

「そうなん?」と頭をかきながら言うラビにアレンはサラリとラビに言う。

「だって、ラビを見ているのが楽しいですから」


天使のような微笑みにラビは嬉しくも苦笑してしまっていた。

『相変わらず、天然すぎさ、アレン…そこがまた可愛いんだが』

いろいろ考えていると、アレンが「どうしました?」と首を傾げた。その姿も可愛いなあ、と思っていた。

ラビは不思議そうに見つめているアレンに、にっこり笑って

「もうちょいしたら読み終わるから、そしたらお茶しような、アレン」

「はい」

笑顔で答えるアレンにラビも笑顔で返す。それをみてラビは視線を本に戻した。それをアレンはいつまでも楽しそうに見つめていたのだった…
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