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□表と裏とリナリー
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あら、アレン君。1人で食べてる…ラビどうしたんだろ
大量の料理に囲まれているアレンをリナリーは見つけた。今日は任務もない、穏やかな日…アレンはいつもラビといるはずなのに、どうしたんだろ?とリナリーは不思議に思った。気になってアレンの前に座るリナリー
「アレン君、いつもたくさん食べるわね」
「…あ、リナリー。リナリーもお昼ですか?」
いつもの優しい笑顔のアレン君。別にいつもと変わらないなあ…
「ええ。兄さんの手伝いしてたんだけど、なかなか終わらないから先に食べにきちゃった」
そう言うと、アレン君は笑って「またですか〜」と言う。そんなアレン君が面白いな、なんて思いながら話しながら食事をする。アレン君はたくさんの料理をあらかた食べ終わっていた。相変わらず凄いなあ…
「あ、リナリー」
「何?アレン君」
「今からデザート取りに行きますがリナリーは要りますか?」
まだ食べるの?というのは口にしないでアレン君にプリンを頼んだ。するとアレン君はにっこり笑って席から離れた。その姿を見てると、後ろから視線を感じた。
まあ、なんとなく分かるんだけど…