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□する・しない…
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部屋に朝日が差し込もうとしたとき、アレンは瞳を開いた。となりには穏やかな寝息を立てて寝ている恋人…アレンは幸せを感じながらもある一つの悩みを持っていた。
そっとラビから離れ、アレンは自分の服を取った。ラビを起こさないように着替え、アレンはこっそりと部屋を出たのだった…
まだほとんどの人が起きる前。すれ違う人もなく、アレンは外に出て背伸びをした。すると腰に鈍痛が走る。
「…っ…痛あ…」
アレンは腰に手を当てて擦る。アレンの悩み・それは毎日のように求めてくるラビの事だった。
「ラビは、するのが好きなのかな…」
アレンはラビと恋人になって幸せを感じていた。ラビは優しくてアレンにとって本当にかけがえのない人…
初めて求められた時は驚いたものの、ラビからアレンに対して何かを求めてきたのは初めての事。それに…アレンとてラビとする事は嫌ではなかった。
ただ…それを毎日求められるのはアレンの体に大きな負担になっていた。アレンが気絶するまでラビはアレンから離れる事はない。それがアレンにとっての悩みであった。
「僕は…ラビといれたらそれだけでいいのに…」
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