novel@
□another day
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「あー、疲れたさあ」
服を脱ぎながら言う俺に、横にいるアレンも頷く。
「そうですね…予定より帰りが遅くなってしまいましたし…」
任務を終えて、遅い夕食を食べて俺とアレンは風呂に入りに来ていた。任務自体は難しくなかったが、汽車に乗り遅れたのがマズッた。既に夜中…疲れもかなりたまっている。だが…
アレンと一緒だからそんなの構わなかった。
恋人であるアレンとは任務ですれ違う事もしばしば…だから一緒の任務のときはたくさん一緒に居られる時間を作りたかったんだ…
すべて脱ぎ終えたアレンは腰にタオルを巻く。相変わらず細い腰…あんなけ食べてるのに、太らねぇのは凄い。
って、色っぽい…
こんなアレンと一緒に風呂なんだから、幸せだよな、俺…そう思ってたんだが…
チャキ…
反対側で金属音がする。それは…
「ユウ、まさか六幻持ったまま入るんさ?」
「あぁ゛?当たり前だろ。」
何が当たり前さ…せっかくアレンと二人っきりでいる予定だったのに、ユウがいたら台無しさ
まあ、口には出さないけど…(六幻振り回されたら洒落になんないし…)
楽しみが半減さぁ…
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