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□☆☆ノアな日々〜宿題だよ〜☆☆
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「オイオイ、またロードの宿題か?」
【ノアな日々〜宿題だよ〜】
ガリガリガリガリ……いま部屋に響くのはこの文字を書く音だけ。長いテーブルにはロード、アレン、そして千年伯爵がロードの宿題をやっていた。
「ロード、いつもこんなにあるの?」
「そーなんだよぉ、もおめんどくさいんだよねぇ」
疲れたのか、ペンを鼻の頭に乗せ遊んでいた。それにアレンははぁ、とため息をつく。チラリと千年伯爵を見れば無言?で黙々と宿題をこなしていた。
「……僕も頑張ろうかな」
「ありがと☆アレン」
にっこり笑うロードにアレンもにっこり笑う。妹みたいなロードに頼られているような感じがして、それが嬉しくてアレンは視線を本に戻したのだった……
「……なんだ、これは」
「おりょ?勉強会してんさ?」
体がなまっている二人はいつものように手合わせをして戻ってきた所だった。珍しい光景にただ見ているとティキが二人にぼそりと言う。
「あれはロードの宿題だ。行けばやらされるよ」
面倒くさそうに言うティキにギロリとロードが睨む。そんなロードに苦笑していると……
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