novelD
□☆☆ノアな日々〜女王再び・前編〜☆☆
1ページ/4ページ
手を伸ばせば貴方がいる
もう、待てないの
☆☆ノアな日々〜女王再び・前編〜☆☆
久しぶりに買い物に出るアレンたち。相変わらず、神田・ラビ・ティキはアレンとロードの荷物持ちになっていた。
「もぉ〜荷物持ってきてよね☆」
「……うっせぇ」
「わかってる…さ…」
「はいはい」
ロードの言葉に三人は力なく答えた。いつもの事にアレンはくすりと笑う。
「…あ」
ロードは何かを思い出したように顎に人差し指を伸せて考えていた。
「いっけない〜千年こぉにぃ、頼まれてた事忘れてたぁ」
「え?」
「ちょっとボク、戻るね☆スグに帰ってくるから待ってて☆」
にっこり笑ったかと思えばロードは扉を出してそこに入る。
「じゃあねぇ☆ティッキー、アレンよろしくぅ☆」
そう言って消えるロードに三人は唖然としていた。
「………なんだあれは」
「なんか千年公の用事があるようですよ」
うんざりする神田にクスクス笑うアレン。大量の荷物を三人は一度その場に置いた。
「いつもありがとうございます」
「いいって、アレンのだしさ」
「そうそう、少年が気にする必要はないぜ」
.