novelA

□NO.1
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君が一番好きなのは俺だから

君にはわかって欲しい

君を狙う連中はたくさんいるが、俺が一番君を見ているのだから……









【NO.1】









ある昼下がり、談話室には4人のエクソシストが楽しく談笑していた。二人掛けのソファーには教団のマドンナ・リナリーとリナリーと同じく人気のあるアレン。テーブルを挟んだ正面には神田、そしてその横のにはラビがいた。和気あいあい、お茶を飲みながらいると、アレンの後ろから知った声が聞こえてきた。

「アレンくぅん〜」

「ひゃっ?な、何ですか?コムイさん」

後ろから抱きつくコムイに前にいる神田とラビはピクッと顔を歪ませる。アレンに気のある二人である、自分以外がアレンに抱きついて不快感を露にしていた。

だがそれにアレンは気付かない。コムイを見ていつもの笑顔をコムイに向ける。

「どうしました?コムイさん」

「アレンくん、君に頼みがあるんだよぉ!」

「た…頼…み…?」

コムイの言葉にアレンの顔がひきつる。コムイの頼みと聞いて嫌な予感がするし、実際ロクでもない事を頼まれていた。警戒するのも無理はない。だが……

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