novelA
□nimble
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プルプル震える俺の子猫ちゃん
君の恐怖を俺が取り除いてあげるよ
………俺なりに、ね
【nimble】
今日は俺もアレンも任務はなく、1日中ずっと一緒にいた。もぅ何しても可愛くて可愛くて……
今も俺の腕の中でウトウトしているアレン。もう眠いんだろうな…
「アレン、そろそろ寝るさ?」
俺の言葉にアレンは頷こうとして止まる。
……?
「どしたさ?」
顔を覗き込むとアレンはちょっと赤い顔をしている。なんだろなー、なーんか隠してるさ……
「アーレン?」
「……あ、あの…ちょっと…トイレに…」
トイレ?行きたいの?それ言うの恥ずかしくて赤くなってんさ?けどそれだけじゃないみたい…カマでもかけてみるか
「行きたいんさ?なら行っておいで」
「…あ…の…」
「どうしたんさぁ?もしかして1人で行くのが怖いんさ?」
ニッて笑いながら言ってみたら……アレン、プルプル震えながら真っ赤になって俺の胸に頭をつけてきた。
なんなんさ、この可愛い子猫ちゃんは…1人でトイレ行くのが怖いなんて……
ここは恋人として、アレンを助けてあげなきゃな☆
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