novelA
□いつまでも、君だけを…
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12月25日――
この日はアレンにとって嬉しかったり悲しかったり、いろいろあった日。
でも今年は違う。俺がアレンを幸せにしてあげる、その誓いをたてた日。
二度と悲しい思いはさせない……幸せだけをあげるから
【いつまでも、君だけを…】
クリスマスに相応しくない晴天が俺たちを迎えてくれた。俺は今日、アレンと結婚する。籍は入れられないけど、気持ちが繋がっていればそんなモン関係ねえ。それに……
「……アレン…綺麗さ…」
リナリーたちに急かされ結婚式なんかする羽目になり、アレンのウェディングドレス姿を見れる事になった。自分でデザインしたとはいえアレンは可愛くて綺麗で……
「に、似合い…ますか?」
「も、すげぇ似合うさvV」
アレンは男だってわかっているがそれすら忘れる程ウェディングドレスが似合っていた。照れるアレンの手をとり、俺たちは式をあげた……
結婚式したら、もちろん夜は決まってるよな…?
せっかくだからととってくれたホテルのスイートルームに二人で入る。そこはかなり広くて目が点になっちまうくらい…すげぇ。
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