novelA

□violate
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ラビの行動にはいつも戸惑うばかり……


好きだから過剰に反応してしまうけどそれも愛情の裏返しですよ










【violate】








「ラビの馬鹿!」

そう言って吹っ飛ぶラビ……怒りに任せてつい手が出てしまう。悪いと思ってるけど……ラビだって悪い!だから僕はキレてラビを殴っていた……


「ひ……酷いさぁ、アレン〜」

…そんな情けない声出しても知りません。僕は床に伏せているラビを放っておいて食堂を出る。食べ損なったデザートが勿体ないなあ……








ちょっと気持ちを落ち着かせようと談話室でお茶していたら、いつしかリナリーがいた。

「ご一緒してもいいかしら?アレンくん」

「はい、どうぞ」

にっこり笑うリナリーに僕も笑う。そしてリナリーに紅茶を淹れるとリナリーは美味しそうに飲んでくれた。

「…ね?アレンくん」

「何ですか?」

改まって僕を見るリナリー。どうしたんだろ…そう思っていたらリナリー、いきなり

「ラビの事嫌い?」

って言ってきた。嫌いなわけないですよ……素直に言うと、リナリーはまたにっこり笑って僕に言う。

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