novelA
□tender
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大好きな君だから……
君が俺に触れるだけで俺は幸せ
けどたまには…それ以上を望んでも、いいよな?
【tender】
いつものように俺はアレンと一緒に食事していた。相変わらずすごい量さ……
「らひぃ?」
「ん?何さ?」
「もほ、たへなひんれすひゃ?」
「………口の中のモン、飲み込んでからしゃべろうな…」
あっ、と言ってゴックンと飲み込むアレン。その表情が可愛い
「んっ…ラビはもう食べないんですか?」
「や、もう人並み食べたからな…」
首を傾げながら言うアレンはかなりストライク!なんだが……アレンは俺のこの想いに気付いてないんだよな。好きで好きで仕方なくで、この俺が本読むのも疎かにしてまで一緒にいるのに……
心の中でハァ、とため息をつくと……アレンは食べないで俺を見ていた。な、何さ……熱烈な視線に顔が緩む…
「どした?アレン」
「う…ん…」
持ってるスプーンをくわえて俺を見るその姿…マジ可愛いんですが!
「アレン?」
「あの、ですね……ラビ、これから時間ありますか?」
「?まあ任務ないし…何か用さ?」
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