novelA

□Even as for me
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貴方は知らない

僕は貴方が思う以上に貴方が好きなんですよ





【Even as for me…】






貴方は誰からも好かれるから僕は不安で仕方ない。貴方は僕しか見てないって言うけど……本当なんだろうか……




アレンは見えない不安をいつも抱いていた。初めて好きになった人は男で女好き……いつも不安を覚える。そんな日々が続き、アレンはため息をつく事が増えた。

「あら、どうしたの?アレンくん」

アレンは気付いていないが疲れた顔をしていたアレンにリナリーが声をかける。

「え?」

「……何かあったの?」

「……いえ、何でも…」

ラビとアレンの仲はリナリーはよく知っていた。リナリーに話せば少しは楽になれるかも知れない……そう思ってリナリーをお茶に誘う。

「あの……談話室でお話しませんか?」

「え?……お茶なら食堂にしましょ?ね?」

「え…は、はぁ…」

リナリーらしくない言葉にアレンは何となく頷いた。

二人で食堂に入り、アフタヌーンティーを楽しみ。

「美味しいわ」

「本当ですね」

ジェリー特製のスコーンに舌鼓を打つ二人。幸せそうに笑うアレンにリナリーは話を始めた。

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