novelA
□little child
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可愛い君は小さく
壊れてしまいそう
だから俺がいてあげるさ
【little child】
任務から帰ってきた俺の前にいるのは……
「……アレン?」
「…ふぁ?…らぁび?」
っ……な、何でそんな甘ったる声で俺を呼ぶんさ?しかも…俺にしがみついてきて…
「あはは、ごめんねラビ」
「まーたコムイの薬さ?」
「…半分そうなの…」
申し訳ないように言うリナリーに詳しい話を聞いた。
実験用の睡眠薬を飲ませようとして一緒に風邪薬を飲んでしまったとの事。『コムイの』薬だから変な副作用が出たらしい。まあ薬の副作用だから1日たてば消えるとは思うが……
とりあえずこんな可愛いアレンを一人には出来ないから俺が預かる事になった。まあ、誰か他の奴に任せるなら俺が奪ってやるけどさ……
俺の部屋だと本や資料がアレンに当たると危ないからアレンの部屋に向かう。
「……らぁびぃ…」
「ん?何さ?」
にっこり笑って返すけど……アレン可愛いさぁ!少し涙目で上目遣いで……只でさえ小さいアレンは片手でも抱き抱えれちゃうし。もしアレンが子供産めたらこんな子供になるのかな……
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