novelA
□resistance
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好きだから手をあげる
好きだから反抗する
それをわからないようでは僕の恋人失格ですよ
【resistance】
もうすぐ夕食を向かえようかという夕方、神田は食事をしようと歩いていた。そんな神田の前に、誰が見ても落ち込んでいるラビが座っている。嫌な予感をしつつ無視をすればラビの方から神田に抱き付いてきた。
「ユウちゃーん」
「ぐっ…うぜぇ!離しやがれ糞兎!」
しがみつくラビを剥がそうとするがラビの力が相当強いのか中々剥がせない。余りに強くしがみつくラビに神田は苦笑して声をかけた。
「チッ……一体なんだ!」
「……ユウちゃん……聞いてさぁ…」
「とっとと言え!」
怒鳴る神田にラビは待ってました!といわんばかりに笑って腕を離した。
「あのさぁ……アレンって俺の恋人だよな?」
「……あ?」
「……だってさ、アレンが冷たいんさ!抱き付いても逃げるし!」
(人前だからだろ)
「肩に腕を回すと怒るし」
(場所を考えろ)
「毎日一緒に寝ようとすると殴るし」
(毎日発情してればモヤシもキレるだろう)
「好き好き言ってもアレンは返してくれないし!」
(てめぇがしつこいからだろうが)
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