novelB
□………好きさ
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それは正しく運命
初めて出逢った時からそれを感じていた
だから……嘘偽りなく君に言うよ
【………好きさ】
今まで、こんな事があっただろうか………教団に帰るのに、心から喜ぶなんて事は。
エクソシストの力があるから、たまたまこちら側についている俺とジジィ。この教団にいる理由はそれだけだった。だけど……
「お帰りなさい、ラビ」
俺はこの言葉を聞くために……そして愛しのこの子に逢う為に、教団に帰る。この子……アレンの顔を見れば疲れもなくなるし、何もかも忘れて幸せな気分になれる。こんな感情、アレンに出逢うまで本当に忘れていたんさ。
「ただいまさ、アレン」
俺がそう言えばアレンは……すげぇ柔らかな笑顔を向けてくれる。他の奴等には見せない笑顔で……(俺だけだと知ったのは実はリナリーが教えてくれたんだけどさ)
俺はアレンにこの気持ちを伝えた。そしたらアレンも同じだって言ってくれて……その瞬間、ガラにもなく照れて言葉が出なかった。それだけ嬉しかったんだけど、さ……
今日もアレンに逢えて、この想いをたくさん伝えたい。何時でも一緒にいたい………
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