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□☆☆ノアな日々〜基本〜☆☆
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夢を見た…
俺の前には仲間だと認め始めた、だがノアとして覚醒したモヤシ……
俺の横には呆然と立ち尽くす兎…
俺はただそれを見ていた……
【ノアな1日】
神田は瞳を開き、不機嫌な顔をして起き上がった。つい3ヶ月前に起きた事…今更なぜ…
それを自問自答しながら神田は着替え黙々と食事をする。そこに…
「ユウ、おはー」
いつもの笑顔で来るラビに神田はチッと舌打ちをした。ラビは気にせず前に座る。
「どしたん?ユウ」
「……なんでもねぇ…」
「そうさ?なんだかすっげぇ機嫌悪そうさ」
ラビの洞察力の高さに苦笑する神田。再び舌打ちをしてラビを見る。
「……夢を見た」
「夢?ユウが?珍しいさ」
「…悪かったな…」
「なんで夢を見ただけで機嫌が悪くなるさ?」
ラビの最もらしい言葉に神田はラビを睨み付ける。だがラビはそれに怯む事はない。
神田は深いため息をついて重い口を開いた。
「……モヤシがノアになった夢だ」
「あぁ、あれね。まあユウには嫌な夢かも知れないさ…」
ククッと笑いながらラビは神田を見、そしてニヤリと笑った。
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