novelD
□☆☆ノアな日々〜〜お買い物☆☆
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「アレンにはこっちが似合うさ」
「少年はこっちの方がいいぜ」
二人は違うバッグを指していた。ラビは自分の髪と同じオレンジ色のポーチ、ティキは自分の肌のような黒いトートバッグ。
「………」
二人に意見を求めて違う物を選ばれてアレンは更に困惑する。
答えた二人はというと…
「てめ、アレンにはこっちのがいいんだよ」
「眼帯くんも五月蝿いね。少年にはこちらのが合うんだよ」
といがみ合う。そんな二人にアレンは更に困惑する。すると…
「どっちも買っちゃえばいいじゃん」
とロード。
「でも、ロード…」
「大丈夫だってぇ。ねぇ、千年こぉ〜」
ロードの言葉と共に降りてくるのは千年伯爵。千年伯爵はアレンの持つバッグを見て、うきうきしながらレロを空中に投げる。
「どちらモアレンに似合いますヨ☆欲しいモノあれば何でモ買いなさイ☆」
「…いいのですか?千年伯爵…」
少し心配しながら言うアレンに千年伯爵は(見た目にはわからないが)笑顔でアレンを見る。
「当たり前デスヨ☆アナタは大切な家族なんデスカラ☆遠慮は禁物デス」
「……千年伯爵……ありがとうございます……」
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