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□☆☆ノアな日々〜女王降臨〜☆☆
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トクン…


アレンは心臓が飛び出るかと思う程、胸の高鳴りを感じていた。ゆっくり、スローモーションのように横を向くと、そこには懐かしい顔があった……







「リナリー……」


呟き、アレンは固まる。教団を出る前、一番一緒に任務に行っていた懐かしい彼女。少し泣きそうな表情にアレンも悲しそうな顔をする。


「……元気、みたいね」

「………はい……」

リナリーと会うのは教団を裏切った時。それ以降会っていない彼女は少し大人びてはいるがそれは痩せてしまっただけなのかも知れない。

「………ずっと、アレンくんに逢いたいって思っていたの、私…」

「リナリー…」

「……寂しかった…」

「………」

「…ラビも神田も……アレンくんも、みんないなくなって…本当に寂しかったの…」

「……リナリー…」

泣きそうなリナリーにアレンは肩を叩こうとして手を伸ばすが、リナリーに触れていいものか悩んでいた。だが……

「…すみません…」

そう言って優しく肩を叩く。そんなアレンにリナリーはキュッと唇を噛み締めて、アレンを見つめた。

「……私、ずっと想っていたの……」

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