novelD
□★★secretary★★
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「ここでは二人だけだし、ラビって言うさ」
「………」
「……アレ〜ン」
シュンとするラビに苦笑しながらアレンはスケジュール帳を机に置いてラビを見つめた。
「……ラビ、ちゃんと仕事してください」
「してるさ?」
「そうではなく……」
「じゃ、ちゃんと今日のスケジュール聞くから…」
ガバッと椅子に座り直し、ラビはポンポンと太股を叩いた。
「ここに座るさ」
「なっ!!」
かっと赤くなるアレンにニヤニヤして見つめるラビ。アレンは嫌だと言うがそれをラビが聞く事はなく……このままでは駄目だと思い渋々ラビの太股の上に座った。それを見てラビはアレンの腰に手を回す。
「ラビっ……」
「ん?」
「やだ、こんな所で…」
逃げようとするアレンを捕まえ、ラビは耳元で囁いた。
「…今日のスケジュール、言って…」
「!!」
更に赤くなりながらもアレンは(早く伝えて逃げよう)と思って置いたスケジュール帳を取り読み出す。すると……
「!!やっ…」
アレンは自分の太股を撫でるラビの手を叩く。
「やだって!ラビ!」
「けどさぁ、目の前にこんな美味しそうな太股あったら触りたくなるさ」
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