novelD

□★★glance★★
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「ただいま、ラビ」

にっこり笑うとラビは自分の部屋と扉に鍵をかって僕の部屋の扉に手をかけた。そして一緒に入ってくる。ラビはお兄さんという立場からか、いつも僕の相談相手になってくれてた。だから仕事が終わるとこうして僕の部屋に来て話を聞いてくれる。僕もそれが当たり前だし……ラビが好きだから全然気にしていない。

部屋に入り二人分のコーヒーを入れて座っているラビの横に座る。

「ありがと。で、今日はどうだったさ?」

聞かれて僕はデビューの事、衣装の事を話した。それにラビも喜んでくれて、嬉しくなる。



でも、寮に入らないか…と言われた事は伏せた。話さない方がいいし…出るつもりなかった。


「楽しみさね」

「でも緊張します…」

「そ?じゃあ俺が楽になるおまじないしてやるさ…」

にっこり笑ってラビは……僕を抱き締めてくれた






(……な、なんで……なんで?!)

なんでラビが僕を抱き締めてくれてるの?


パニックになった僕にラビは優しく話してきた。

「こう、心臓の音聞いてると安心するさ」

そう言うラビだけど…










大好きなラビに抱き締められて安心なんて出来ない
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