novelA
□promise to you
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「ううん、大丈夫です」
にっこり笑うとラビも笑ってくれて、僕はそれだけで幸せだった。
「じゃ、ご飯にするさ」
「はい」
僕たちは軽いキスをしてテーブルにつく。そうして食事をして僕が後片付けをしていると、ラビはじーっと僕を見つめていた。本当にどうしたんだろう……
凄い気になるけど気付かないフリして後片付けを終わらせる。すると……真剣な表情のラビが座っていた。
「ラビ?」
「……あのさ、アレン…」
じっと見つめる瞳にドキドキしているとラビが手招きをしていた。着けていたエプロンを外してラビの前に座る。
「なんですか?ラビ」
「……ん、ちょっと……大事な話があるんさ」
「大事な話?」
なんだろ…けどなんだかいつものラビじゃなくて、なんか不安。凄くドキドキしていて……ゴクンと唾液を飲み込むとラビの口が開いた。
「……アレン、俺、お前に隠していた事があるんさ…」
「か、隠して……いた事?」
なに?そんな、改まって……もしかして別れ話……?そんなのないよね?けど……最近のラビの行動はおかしな所がたくさんあって……
どうしよう……ラビの口が開くのが怖い…
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