novelA
□promise to you
3ページ/9ページ
ドキドキしていると……いきなりラビが僕の腕をつかんできた。そして……
「アレン!!ごめん!!」
なんて言ってきて……なんで……ごめんなの?ねぇ、ラビ?なんで……?
本当に……僕の事好きでなくなって別れたいの?だから謝るの?
いろいろ頭の中でグルグル悪い事ばかり考えている。
どうしよう……僕、ラビと一緒じゃない生活なんて考えられない。
「……ラ……ビ……」
僕はラビの名前を呼んで、初めて泣いていると気付いた。
怖い……
「サヨナラ」なんて言われるのが……怖い……
ポロポロ涙が止まらない……
どうしよう……どうしよう……
そう何回も何回も心の中で呟く。すると……ラビは僕の顔を見てビックリした顔をしていた。
「あ、アレン?な、なんで泣いているんさ?」
おろおろしながらラビは僕を抱き締めてくれる。なんで……?なんで抱き締めてくれるの?
そんなパニックを起こしていると、ラビは僕の額に優しいキスをしてくれた。
「アレン…なんで泣いているか教えて?」
優しくラビが聞いてくる。その声が…なんか辛くて…でもラビは僕が何か言うのを待っていてくれた。だから僕は……
.