novelA

□いまそこにあるもの
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「今朝はどこにいた」

「あ?何言ってるんさ…今朝ってより俺はさっき任務から帰ってきたんさ。ユウもそれは知ってるだろ」

「……」

な、何なんさ!はっきり言うさ!次の言葉を言わないユウにちょっとだけイラついた俺に……リナリーがユウの助け船を出してきた。

「…あのね、ラビ。ラビ、帰ってきてから何していたの?」

「あ?…帰ってから…コムイに報告して、風呂入って昼飯食べてここにいる……んだが?」

うん、それは間違いない。けどそれが何なんさ?全くわかんない俺にユウは苦笑してリナリーはため息をついた。

「ちょ、何?何?」

「…糞モヤシも不憫だな」

……ユウ、何気にアレンに酷くね?

「…ホント、アレンくん可哀想」

可哀想?

「い、一体何…」

「だから……寂しいのよ、アレンくん」

「…え?」

……寂しい?……いま一緒にいたじゃないさ。それなのに寂しいって……何で?

わかってない俺は何回もユウとリナリーを見ていると、リナリーが俺の頭をペシ!と本で叩いてきた。

「ちょ…リナリーι」

「もう、ラビは鈍感すぎよ。それでもアレンくんの恋人なの?!」

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