novelA

□honeymoon
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普通のパックツアーでなく、宿だけ決めて後はその場で行き先を決める……という新婚旅行らしからぬ行き当たりばったりな旅行。『新婚旅行』に淡い期待をしていたラビだが新婚旅行とは欠け離れたものに否応にもため息が出る。

「もぉ…ラビったら……でも、僕はこんな旅も好きですよ……だって、ずっと二人だけなんですから///」

「……アレン…」

かぁと赤くなるアレンを見てラビは一旦車を止めた。

「……他の人たちがいる旅行も悪くないですけど、これなら誰にも邪魔されず二人だけでラビといれますし……//」

「//………アレン……可愛いさぁvV」

そんな意図があったとは知らないラビはアレンの言葉に感動していた。『二人だけ』を何回も強調され……ラビはシートベルトを外しアレンを抱き締める。

「ラビ//」

「うんうんvV俺もアレンと二人っきりでめちゃめちゃ幸せさvV」

チュッチュッとアレンのこめかみにキスをするとアレンは真っ赤になってラビの頬に触れる。

「それにですね……」

「?」

「……何でもないですよ、ラビ。さ、行きましょ?」

にっこり笑うアレンにもう一度ラビはキスをして車を走らせた……

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