novelA

□nimble
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無言で歩いているためか、俺たちのブーツの音がヤケに響いてアレンはキョロキョロするばかり。だからちょっとだけ軽い悪戯…

キョロキョロと横を向くアレンの耳たぶにフゥと息をかけてみる。すると…

「ひゃあ!」

ビクンと震えて俺を見るアレン。真っ赤な顔して、かぁわいー

「ラビ!何するんですか」

「んー?べっつにぃ?」

ニヤニヤ笑う俺が気に食わないのか、アレンは少しムッとして横を向く。それもまた可愛い!…でも口にするとアレン、怒るからいまは何も言わずに歩く。

そしてトイレに到着。トイレそのものにはちゃんと照明があるから暗くはない。それでも怖がりなアレンは俺をチラリと見ていた。

「あの、ラビはいいんですか?」

「んあ?あぁ、そうさねぇ…」

俺は別にトイレには用ないんだけどさ…俺の目的は……アレンへの悪戯(笑)

「とりあえず先どーぞ(笑)横にいるから」

「えっ?でも…」

モジモジするアレン。あーもー、なんでこう悪戯心を掻き立ててくるんだろうな、この子は!泣いちゃうかな?けどこんなに俺を煽るアレンにも問題があるんさ?

という事で…悪戯しちゃえ!

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