novelA

□fable
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「……ラビ……誰よりも好きですよ…」

そう言って…唇に触れるだけのキスをしてきた。ここまでされたら、もう抑えられないさ。

キスをして離れようとするアレンの腕を掴みそのままベッドに寝かせ、その上に乗り素早くキスをする。俺が起きていると知らないアレンはビックリしていて……そんな無抵抗のアレンの口内に舌を滑りこませる。ゆっくり舌を絡め、ようやく現状を理解したアレンが真っ赤になって抵抗を始めた。けど……今更さ。クチュという水音と共に激しく唇を重ね舌を絡めていけばアレンの抵抗は治まる。現に俺の服を掴んでいる手はフルフル震えていて……力が抜けたのを見計らって唇を離した。その瞬間に飛び込んできたアレンの顔は涙目になりながら真っ赤で睨んでいる。そんな表情ですら可愛いと思ってしまう辺り、俺は相当アレンを愛してるんだと自覚してしまう。

にっこり笑う俺にアレンは口をパクパクさせていた。

「ラ……ビ……貴方……起きて……」

あ〜、無茶苦茶照れてる。まあ仕方ないか、いつものアレンじゃ絶対言わないもんな……

「うん、起きてた。アレンの熱い告白、バッチリ聞いたさ」

「………最っ低…」

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