novelA

□優しい時間
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「僕だって頑張ってます…体力や筋肉つけて二人みたいになりたいのに…」

ポツリと呟くと……二人は一瞬間をおいて笑ってきた。

「なっ、何っ!」

「モヤシは何してもモヤシだ。諦めろ」

「アレン〜、アレンはその白くて細いのがアレンだから、そのままでいるさ」


……たまに子供扱いするのが気に触りますが……年齢も経験も僕が劣っているのは明白だから仕方ないけど。でも癪に触る……

「ま、とりあえずアレンは座ってるさ」

「今は体力を回復させろ。少ししたらまた再開だ」

そう言って二人だけでトレーニング再開……はぁ、僕はいつになったら一人前になれるんでしょう……






教団は本当、知らない事ばかりあります。先日コムイさんが作ってくれた露天風呂は最高です!食事だけでなくお風呂も入れて……なんで師匠は教団が嫌いなのですか?







「今日は普通さね」

ラビはキョロキョロ周りを見回す。前回、コムイさんの作った薬が入っていて大変でした。でも……その時も神田とラビが助けてくれたんですよね。本当、二人にはいつも感謝ばかりです

「……風呂ぐらい普通に入らせろ」

「そうさね〜」

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