novelA

□little child
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って、もしこんな子供だと悪い虫がつくから絶対俺が守らなきゃな……嫌、まずいまアレンを守らなきゃ!

いろいろ妄想してたらいつしかアレンが俺にすり寄ってきた。

「な、何さ?」

「……ぅぅ〜〜」

「あああアレン〜!?」

しがみついて涙目でギュッて俺の団服握りしめてきた。

「アレン?」

「………らぁびぃ…お腹しゅいたぁ……」

「……あ、ああ、そう」

食欲はいつものアレン。グーグーお腹鳴らしているアレンがまた俺を上目遣いで見つめてくるのが堪らない!

俺はアレンをだっこしながら部屋を出た。

「よーし、アレンは何が食べたいさ?」

「うんとねぇ……すぱげちーとぉ…はんばぁぐとぉ…うんとぉ…」

舌ったらずなアレンのしゃべりもこれまた可愛い。いつも敬語しか喋らないアレンだからこう、いつもと違うしゃべり方されると更に可愛い。ギュッって抱き締めるとアレンも抱き締めてきた。ああ、可愛い……

「ほら、アレン」

「ぅわぁぁ!」

山盛りのミートスパゲッティにハンバーグにシチューにフランスパンに……たくさんの料理を並べる。

「さ、アレン」

「わあい!いたらきましゅう!」

小さいアレンには多いかな……と思っていたが……

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