novelA

□Equality
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「なーに話してんさ?」

ずし……とアレンの肩に何かが乗ったと思ったら聞き慣れた声が聞こえてきた。

「ラビ!」

「ん?どした?」

耳元で囁くように言われアレンは赤くなる。そんなアレンにラビはニコニコ笑うだけ。そんな二人にリナリーはくすりと笑う。

「今度みんなでお茶会しようと話していたの。もちろんラビも来るわよね?」

「もち」

ニッと笑うラビを見てリナリーは立ち上がった。

「じゃあ私は兄さんの手伝いに行くから。またね?アレンくん、ラビ」

「おう」

「あっ……はい、また」

二人に見送られリナリーは去っていく。それを見てラビはアレンの横に座った。

「なー、アレン」

「はい?」

今まで笑っていたラビの顔が少しだけ真顔になる。それにアレンは首を傾げた。

「どうしました?」

「……いや……何も」

何か言いたそうなラビだったがすぐにいつもの笑顔になる。それにアレンは微妙な違和感を覚えた。

「…何ですか、もう」

「へ?」

「ラビらしくないですよ。何かあるなら言って下さい」

ずいっと顔を近付けるアレンにラビは一瞬笑顔が消える。それを見てアレンはラビの手をとった。

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