novelB


□Each other
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「ストライクなんていつもしてるさ!そうじゃなくて!アレンは俺以外の男と買い物してたんさ!」







「たまたま横にいた人が僕に似合いそうな服あるって言ってくれて、いつも通りに笑ってやり過ごしていたら、ラビが勝手に怒ってきたんです」


神田とリナリーはそれぞれ聞いた事を思案していた。つまり……


ラビがストライクした事に腹を立てたアレンが他の人と楽しく話していた、と







「親切な人に対してあんな酷い態度取るなんて、僕には我慢出来ません。大体ラビがフラフラ女の人の所に行くから!」

アレンはドン!と食堂のテーブルを叩く。テーブルの上にあるクッキーやマシュマロが篭から飛び上がるのをリナリーは苦笑しながら見ていた。












「俺のストライクに当て付けてくるんさ!アレンは!しかもすんげぇ笑顔で!その笑顔は俺だけのじゃないんさ!」

バン!と談話室のテーブルに読みかけの本を置くラビ。

「大体アレンは俺がいっつも好きって言ってんのに、素っ気なくて!普通恋人なら言ってくれるモンさ?なあ!ユウ!」

「………とりあえず落ち着け」

珍しく声を上げるラビに神田はため息まじりに苦笑した。



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